2010年8月18日水曜日

「iPad・スマートフォン・クラウド・Twitter・・・で結局、何が変わるんですか?」読了



こんばんは檜山です。長いこと休みをいただいております。すいません。

無作為に過ごすわけにもいかないところで、ちょうどいいタイミングで注文していた本が届きました。
五木寛之も真っ青の長いタイトルですが、表紙はなぜかセーラー服の女の子…しかも、手にしているのはいわゆる「ガラケー」だったり。

本書の主な内容は、「モバイルデバイス」を主軸にした「コンテンツ」の世界の、数年前から数年後の鳥瞰・分析・予測…といったところでしょうか。
タイトルの通りiPadやクラウドに対する言及が多いですが、デバイス、インフラ、マスメディア/ソーシャルメディア、電子書籍と、取り上げられた範囲は狭くありません。
今熱い注目を浴びている「スマートフォン」「iPad」などなどを、広く浅く取り上げているので、非IT専門家向けの本ですね。

注目を浴びているモバイルデバイス分野ではありますが、我々不動産業界では(一部を除いて)まださほど注目されていないように思います。
理由は…多分、よくわからないからでしょうね。
実際のところ、スマートフォンにしてもソーシャルメディアにしても、ポータルならHOME'SとSUUMOが対応しているくらいでしょうか。
ところが、例えばTwitterを小一時間も見ていればわかりますが、ユーザーはすでに、もっと先に行っています。
もちろんそれが全てではありませんが、まず認識を改める必要があると感じます。
当社は賃貸住宅をメインにさせていただいておりますが、デジタルネイティブがそろそろ「顧客層」になってきますよ。都心に通える範囲の住宅街が商圏ということもあるので、シングル物件に限れば、変革はそう遠くないかもしれません。
その顧客層はもはや、スマートフォンをスマートフォンとは呼ばないでしょう。

そういう意味では、本書は「今、モバイルの世界がどうなっているのか」をほどよく吸収できます。
マーケティングに携わる方には、何かヒントがあるかもしれません。


それはそうと、冒頭の筆者の娘さんの話が強烈に印象に残りました。iPhoneは別に要らない、と。
それもまたひとつの「ユーザー像」であることも事実です。深いです。
ん? 表紙はもしかして…


と、取り止めのないところで終わりにします。
最後に、Twitter利用に積極的なソフトバンクの孫社長のtweetをひとつ引用したいと思います。檜山でした。

"何時の時代も進化を否定する人々と肯定する人々がいる。"
http://twitter.com/masason/status/21211119006

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thanks for reading ;)

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